出張はつらいよ

社会人生活スタートから現在に至るまで、ずっと営業職に従事して来ました。

フレッシャーズ時代をミセス向けの高級ブティックアパレル。
管理職を経験したのち、ステップアップをするべく、新たな業界へのチャレンジで、保有資格の栄養士を活かして、サプリメントの営業として、新たな経験を積みました。今からお話致しますのは、その当時の事です。

サプリメントの製造販売会社に私が転職したそのタイミングは、会社にとっては新しい取り組み=変革を仕掛けようとする時期でした。
「健康に密接に関わるサポート食品であるサプリメントを販売する上で、栄養士が成分や効果効能を理論的に消費者や、取引法人の担当者、店頭の販売員達に説明する事で、納得して継続的な消費となるはずだ」という社長の理念のもと、『栄養士販売部門を立ち上げよう』とする、立ち上げメンバーであり、これから入社してくる栄養士(営業経験はない)社員達の指導教育、育成を担当する総監督として、栄養士営業部の統括部長に任命されました。

主な取引先は、百貨店、ドラッグストア、美容系サロン、ヨガスタジオ、スポーツクラブ、等々です。

都内はもちろん、全国拡大に尽力しておりましたが、営業経験のない女性社員達は、なかなか出張する事に頭を縦にふらず、
私が主に全国各地に、一般営業マン同様に飛び回っておりました。

月初めに会議を行い、およそ3日間の都内滞在。会議や打ち合わせ期間が終わって早々に、毎月違う地域に、時には、中部地方で愛知県から静岡県あたり。また、時には、九州一周するように、佐賀県、長崎県、熊本県、福岡県、大分県、鹿児島県。
別の時には、東北地方の新潟県周辺から盛岡、仙台等。

ある時は、北海道まで。2月極寒の旭川は、寒さが痛い位で、本当につらかったです。まず旅立ちの羽田空港からトラブルの予感が始まりました。
雪が降り始めた、天候都合で7時間待ち。
なんとか飛行機が飛ぶ事ができましたが、降りたったら積雪が、背丈ほどの高さの壁のよう。キャリーバッグが雪道に耐えられず、気付いた時には、車輪がひとつなくなっていました。一週間の出張中、ずっとかついで過ごしたのは、地獄の思い出です。

カテゴリー: 営業 パーマリンク