この歳になるまで様々な職種を体験しており、医療関係からクリエイティブな仕事まで幅広い仕事を経験してきました。そんな経験で分かったことは、やはり自分に向いている仕事と、そうでない仕事があるということです。仕事に関しては、比較的何でもこなせる器用さを持ち合わせていると思っていますが、営業の仕事に関しては例外でした。結論から言うと、営業の仕事は向いていませんでした。
私が挑戦したのは、個人に向けて商品をアピールする営業です。電話で説明を行うこともありますし、直接会って説明する機会もありました。また訪問販売の営業に挑戦したこともありました。最近はそのような営業手法に対する規制が厳しくなっていますから、貴重な体験だったと言えるかもしれません。私に向いていないと思った理由は、自己管理が苦手な性格だったからです。また人に敬遠されるとへこんでしまう傾向があり、このような性格は全く営業に向いていないと感じました。自己管理が苦手な場合、さぼれる環境があるとすぐに逃げ道を探してしまいます。
その営業の仕事を通して実現したい、確固たる目標が無かったことも、上手くいかなかった理由だったかもしれません。いずれにしても営業の仕事は、目標の有無や向き不向きを除外して考えても、精神力が試される仕事といえるかもしれません。苦しくとも精神を鍛える機会として前向きに取り組んでいけば、自分の壁を破れるチャンスが待っていることもあるようです。クリアできたという経験が自分への信頼に繋がり、営業の仕事のみならず、全ての生活において自信が持てるようになりそうです。
その一方で、向いているものに向かって進む道を推奨する考え方もあります。やる気を持って取り組めることが多く、さらに苦労があっても乗り越えやすいことが多いでしょう。自身を振り返ると、営業の仕事は早々に諦めて正解だったと感じます。しかし人によっては、営業の仕事こそ転職と感じる場合もあるはずなので、もし少しでも魅力を感じる方は、積極的に挑戦してみることをおすすめします。